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2011/06/09 (Thu)22:21
とても静かでダイナミックな響きを
そして仄かに残る染みのような熱を
まだ鳴り止まぬ微かなメカニズム、
それが僕だということを。
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2011/05/11 (Wed)16:08
"Dimyaninka"という所謂"Bulgarian Voice"と呼ばれる合唱団が唄う曲がかねてから好きで、僕にとっては幾度となく忘れては思い出す存在なのだが、
最近になってまた気になって、様々な背景を含めて見つめ直してみた。
ブルガリアはバルカン半島の一部にしてギリシャ、トルコ、ルーマニア、そして黒海に面し、スラブ語族にしてコーカソイドによる、五百年に及ぶ被占領と社会主義体制の歴史を持つ国家だ。
それまでのアラビア文字を20世紀初頭にラテン文字に改めたイスラム国家であるトルコと、アルファベットの起源であるギリシャに面しながら、スラブ語族ならではのキリル文字を使用する。
詳しい歴史や地理は他に譲るとして、
ブルガリアというよりバルカン諸国は、琴欧洲という名が示すほどヨーロッパでなく、ロシアの影響とともに中東から北アフリカ一帯を支配したオスマントルコ帝国の影響を受けざるを得なかった地域だ。
最初に書いた通り、"Dimyaninka"という曲は良く知った曲だが、
つまりは一般的な日本人であるところの僕にとって、ステレオタイプ的にブルガリアはヨーグルトの国であり、ごく当たり前な感じのアルファベットを使って読み書きしてるんだろうと考えていた。
しかしそれはあまりに大きな間違いで、"Dimyaninka"という曲名は"Димянинка"と綴るものだったし、
しかも"Bulgarian Voice"の実体は純粋な民族音楽ではなく、それを素にした"Philip Koutev"という王立音楽院の人間によって編纂されたものであった。
まあ、そんなもんかもな。

余談だが、
ブルガリアは黒海以外の開けた海に面していないにも関わらず海軍を保有している。
考えてみれば、この巨大な湖にも似た内海で、他国と鼻面を突き合わせているのだ。
ブルガリア、トルコ、ルーマニア、ウクライナ、ロシア、グルジアと六カ国もの海軍がぐるりと囲んでる様を想像すると不思議な気分だ。
2010/11/22 (Mon)16:59
全能であること
全能でないことが不可能である故全能ではない

そこに座するものは不確かさの中に在る
2010/11/15 (Mon)16:07
世界の半分が「裏」だということを忘れそうになる。

明解な悪夢を見た。
家の中を縦横に舞う蛾の群れの羽根が顔を叩く感触が今も残っている。
廊下に積み上げられた本
床の隅に散らばるギターのピックガードとネジ
玄関に横たわる赤子ほどの物を人形と知りながら娘と見紛う。
もうここで夢と気付きながら
ドアの向こうに確かにいる不吉な存在の姿を拝もうとノブに手を掛ける。

分析の必要もないが
僕の半分も同様に裏である。
2010/11/14 (Sun)17:04
波に飲まれて僅かな深さであっても天地を逸することがある。
浮力で相殺された重力は十分にそれを教えてはくれない。
爆音とも言うべき空気を孕んだ水流の音に翻弄されたりしながら
僕らはようやく水面に射す光を求める。

人の集い暮らすところに
それまでとは明らかに違う冷たい意識のようなものがくるぶしの辺りを流れていることがある。
息苦しさが壁を数センチ狭くしていることがある。
なにか意識が流れて行く先には光があって
堪えていた深呼吸をするように光に向かってシャッターを切ってしまう。
流れもなくすべてが滞る完全に光の届かぬ深度に住まう者はいない。
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