2011/05/11 (Wed)16:08
"Dimyaninka"という所謂"Bulgarian Voice"と呼ばれる合唱団が唄う曲がかねてから好きで、僕にとっては幾度となく忘れては思い出す存在なのだが、
最近になってまた気になって、様々な背景を含めて見つめ直してみた。
ブルガリアはバルカン半島の一部にしてギリシャ、トルコ、ルーマニア、そして黒海に面し、スラブ語族にしてコーカソイドによる、五百年に及ぶ被占領と社会主義体制の歴史を持つ国家だ。
それまでのアラビア文字を20世紀初頭にラテン文字に改めたイスラム国家であるトルコと、アルファベットの起源であるギリシャに面しながら、スラブ語族ならではのキリル文字を使用する。
詳しい歴史や地理は他に譲るとして、
ブルガリアというよりバルカン諸国は、琴欧洲という名が示すほどヨーロッパでなく、ロシアの影響とともに中東から北アフリカ一帯を支配したオスマントルコ帝国の影響を受けざるを得なかった地域だ。
最初に書いた通り、"Dimyaninka"という曲は良く知った曲だが、
つまりは一般的な日本人であるところの僕にとって、ステレオタイプ的にブルガリアはヨーグルトの国であり、ごく当たり前な感じのアルファベットを使って読み書きしてるんだろうと考えていた。
しかしそれはあまりに大きな間違いで、"Dimyaninka"という曲名は"Димянинка"と綴るものだったし、
しかも"Bulgarian Voice"の実体は純粋な民族音楽ではなく、それを素にした"Philip Koutev"という王立音楽院の人間によって編纂されたものであった。
まあ、そんなもんかもな。
余談だが、
ブルガリアは黒海以外の開けた海に面していないにも関わらず海軍を保有している。
考えてみれば、この巨大な湖にも似た内海で、他国と鼻面を突き合わせているのだ。
ブルガリア、トルコ、ルーマニア、ウクライナ、ロシア、グルジアと六カ国もの海軍がぐるりと囲んでる様を想像すると不思議な気分だ。
最近になってまた気になって、様々な背景を含めて見つめ直してみた。
ブルガリアはバルカン半島の一部にしてギリシャ、トルコ、ルーマニア、そして黒海に面し、スラブ語族にしてコーカソイドによる、五百年に及ぶ被占領と社会主義体制の歴史を持つ国家だ。
それまでのアラビア文字を20世紀初頭にラテン文字に改めたイスラム国家であるトルコと、アルファベットの起源であるギリシャに面しながら、スラブ語族ならではのキリル文字を使用する。
詳しい歴史や地理は他に譲るとして、
ブルガリアというよりバルカン諸国は、琴欧洲という名が示すほどヨーロッパでなく、ロシアの影響とともに中東から北アフリカ一帯を支配したオスマントルコ帝国の影響を受けざるを得なかった地域だ。
最初に書いた通り、"Dimyaninka"という曲は良く知った曲だが、
つまりは一般的な日本人であるところの僕にとって、ステレオタイプ的にブルガリアはヨーグルトの国であり、ごく当たり前な感じのアルファベットを使って読み書きしてるんだろうと考えていた。
しかしそれはあまりに大きな間違いで、"Dimyaninka"という曲名は"Димянинка"と綴るものだったし、
しかも"Bulgarian Voice"の実体は純粋な民族音楽ではなく、それを素にした"Philip Koutev"という王立音楽院の人間によって編纂されたものであった。
まあ、そんなもんかもな。
余談だが、
ブルガリアは黒海以外の開けた海に面していないにも関わらず海軍を保有している。
考えてみれば、この巨大な湖にも似た内海で、他国と鼻面を突き合わせているのだ。
ブルガリア、トルコ、ルーマニア、ウクライナ、ロシア、グルジアと六カ国もの海軍がぐるりと囲んでる様を想像すると不思議な気分だ。
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